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花にまつわる資格

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花に限りませんが、資格には、大きく分けて「国家資格」と「民間資格」があります。

「国家資格」は、国がその基準を定めたもので、有名どころでは裁判官、検察官、弁護士といった「法曹」や「医師」・「薬剤師」の国家資格がありますね。
これらの仕事は、この国家資格を取ることによってしか、従事することができません。

花にも『フラワー装飾技能士』『園芸装飾技能士(室内園芸装飾技能士)』『造園技能士(造園工事技能士)』といった国家資格がありますが「ないと仕事ができない」ものではなく、逆に「実務経験者がその技術を証明するための取得する」側面があります。



「民間資格」は、フラワーデザイン教室などが独自に基準を定めたもので、主にその教室内での経験の把握に使われます。

「お花を習う生徒さんが、その証拠として講師から頂く称号」的な意味合いが強く、数段階の認定を経て、講師の資格を取ると、その教室で先生の補佐ができたり、その教室で講師の仕事ができるようになる、というのが一般的です。
教室の名称を背負って独立開業しても良い、というケースもあります。



「フラワーデザインに関する資格(フラワーデザイナーなど)」
「植え込み・園芸に関する資格(ハンギングバスケットマスターなど)」のほか
「植物そのものに関する知識の資格(ハーブ検定・花ソムリエなど)」
「色に関する資格(色彩検定・カラーコーディネーターなど)」などがあります。


ただ、これらは「教室・団体ごとの独自発行」なため、取ったからといって対外的に有利とは言えないことに気をつけましょう。



例外的に、「日本フラワーデザイナー協会(NFD)」が発行する「フラワーデザイナー」は、あなたも言葉を聞いたことがあるはずです。
世間的な認知度が高く、名乗った際に一般に知られている民間資格と言えるでしょう。

「花の資格」自体は、仕事をする上では必要不可決なものではありませんし、取ったからと言って直接何かが起きるわけではありません。
ですが、「資格を取ろう」と思って学ぶことや、認定・称号をいただくことは「プロ意識」につながります。
また、何かしらの認定を受けていることを示すことで、お客さまに安心感を持っていただく材料にもなるでしょう。
「資格を取ること」、それ自体を「目的のひとつ」だと思えばいいのではないでしょうか。



   日比谷花壇