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鉢植えの選び方

鉢植えの選び方の画像

鉢植えは、元気に育てば、半年、1年と、切り花よりもずっと長く「一緒に暮らす」ことになります。
そのためにも、元気な株を選びたいですよね。

鉢植えの場合も、切り花と同じように、「あなたの家についてからのお手入れ」はもとより「あなたの家に来るまで」の間に「病気にかかっていないか、弱っていないか」が重要です。

次の1~3の順に 売り場を見て、最後まで合格!の売り場で買うといいでしょう。

1:売り場の掃除ができている

 売り場全体の掃除ができていないお店では、ほぼ花のお手入れは「もっと」できていません。ので、売り場が汚いときはスルーです。



2:次に、苗を1つ持ち上げてみてください。
 下のほうの葉っぱが黄色くなっていたり、腐っていたりしていないかチェックして。

 「お花の傷み具合なんて、わからない」 と思うかもしれません。
 厳密には、慣れないと見分けのつきにくい部分もありますが、「植物」です。
 腐って溶けたようになる・黒くなる・シナシナになる、といった異変は「お野菜」と同じです。
 野菜だと思ってチェックしてみて。

 市場のケースにぎゅうぎゅうのまま並んでいるお店より
 苗の間に風が通るように隙間をあけて並んでいたり ほどよいゆとりのある大きさの入れ物に「苗の移し替え」をして
 並べているお店のほうが、苗の健康状態に気を配ってくれている可能性が高いです。



3:生え際がしっかり、どっしりとしてグラグラしていない株
 背が低めで 枝張りが多い、どっしりとした株
 葉が瑞々しくてシャキッとしている株を選びましょう。

 いま花がたくさん咲いていても、「ヒョロヒョロ背が高い」「ぐらぐら」「葉っぱが少ない」
 「葉っぱの色つやがよくない」株は弱っているので「今の花つきや背丈」は無視して選びましょう。



なお、<良い花屋さんの選び方>でお話しているように
『植物の名前やお手入れ方法を分かりやすい言葉で記してくれているお店』だと植物のお手入れが行き届いている可能性が高いです。
「図鑑の丸写し」ではなく、「あなたがよく理解できて、簡単に実行できること」を書いてくれているお店が良いですよ。
そんなお店なら、育て方で困ったときも気軽に相談できます。



   日比谷花壇