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花を売るお店を使い分ける

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花の販売には資格等は不要なので、今やスーパーや100円均一でも販売されています。
花屋さんも周囲と差別化をしたり、卸売業者や生産農家が直接消費者に販売したりと、多種多様です。
それぞれのお店には特徴があるので、用途によって買うお店を使い分けるのが賢い買い方。
以下は、お店のタイプと特徴のリストです。購入時のめやすにしてください。



1:農家直売
  大きく分けて2タイプ。質が大きく違うので気をつけて。

  ・野菜農家さんや生花農家さんが「市場に出せない」品を安く直売するタイプ・・・毎日の自宅用に

  ・質に自信のある良い花を作る農家さんが市場を通さず独自に消費者に販売・・・いい花が安く欲しいとき
    ただ、品目は1種のみのことが多い。また、ギフトラッピングのセンスにはあまり期待しないように
    贈る場合も、相手の方が花に慣れていて、自分であちこちに飾ることができる方の場合におすすめ。



2:卸売業者
  「生花店に販売」するのと同じ状態の、水を吸っていない花を、出荷束のまま販売するタイプ
  卸値のためとても安いですが、花屋さんがやるような「水を吸わせる作業・葉っぱやトゲ取り」が必要です。
  生花店に卸すように「花の質のランク」が記載されていることが多いので、質のランクも自分で選択します。
  自分でそうした花の手入れができる方が、自宅用に飾ったり、自分でプレゼントアレンジを作りたいときに。



3:激安店(束売・百円均一など)
  卸売業者さんが売っている出荷束に「水を吸わせただけ」の状態の束を主に販売するタイプ。
  下葉を取って、数種類の花を組み合わせたセットにして販売してくれる束売り店もあります。
  スーパーやホームセンターの花コーナーにある束売り花も同様です。
  安く販売するため「花の質のランク」は下、基本的にギフト包装はないため、ふだんの自宅用に。



4:自宅用生花店・園芸店
  お供え用の束、自宅用の束、苗ものなど おもに自宅で楽しむための品ぞろえの花屋さんです。
  店頭にギフトが並んでいない際に「自宅用店」と思いましょう。1本、1苗でも購入できます。
  扱う花の質のランクはお店によって異なり、安さ重視のお店では下のランクの花を販売していますが、
  特に園芸専門店などで質に特化して良いものを取り扱うお店もあります。



5:オールマイティ型生花園芸店・ギフト専門店
  自宅用にも購入できて贈り物も作ってくれる、いわゆる「街の花屋さん」のほか、
  「ちょっと高級なギフト専門店」もあります。
  贈り物をするなら、「常にギフト包装された品物が店頭にズラリと並んでいる花屋さん」を選びましょう。
  ギフトに力を入れているお店の場合、取り扱う花の質も良いもののことが多いです。



   日比谷花壇